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2009年04月28日

政務調査費を分けたという表現は?

 掛川市議会の政務調査費の住民監査請求がオンブズマンから提出された旨の新聞記事をみました。掛川市議会では議員1人月額3万円で年36万円の政務調査費が会派の会計に所属議員分支給されます。私の所属した会派では4人で144万円でした。その当時の最大会派は23人でしたから828万円支給されていましたので、会派付き非常勤秘書を置くこともできたかもしれません。政策や条例立案にはより専門的情報が必要ですから、会派秘書がいれば議会の活性化に役立ったかもしれません。

 私たち市議会では政務調査費の使える項目の選定、1円からの領収書添付、その他付属の書類添付などしてその適正な使途として議会の中で認められていました。ちなみに私は市政だより年4回発行、水質検査、研修会参加料、書籍購入費、交通費など計上して来ました。会派全体で行うシンポジウムの費用や、自己の個人研究に使わせて頂いていたのですが、個人研究ではなく、会派で共通の研究材料費とするようにという主張をオンブブマンの方はおっしゃいます。新聞で分けてしまったという表現はこのことを言われているのだと思います。まったく見解は異なります。

 分けてしまったと言われれば、分けてしまったということになりますが、議会の中で認められた方法で行われており、真摯に議員活動に必要な支出をさせて頂き、議会人として市民の負託に応えた活動を展開したと自負しています。私は議員を退いていますが、今後とも市民の大切な税金で支給される政務調査費を適切にかつ有効に活用されることを期待しています。  


Posted by 戸塚久美子 at 22:37

2009年04月26日

新茶マラソンの強風と茶業の強風

 今日は強風のもと、掛川市では「つま恋」を中心に、新茶マラソンが開催されました。前年度を2000人も上回る参加者とのことです。人人の波が、さわやかな薫風とともに、まちに活力を感じさせてくれます。大会の運営に当たられたすべての関係者の皆様と参加された皆様に感謝と御礼を申し上げます。

 さて、今日のような強風は、只今新茶の最盛期を迎えている掛川茶業にも吹き荒れています。今まで私は、毎朝の市場価格の相場をほとんど予想することができましたが、今年は、明日の展開が読めない茶況・相場になっているように感じます。
よくわからなくなっています。最終的に今年は静岡県の茶業生産現場の危機となり、今後の方針をすばやく対処しなければならない状態であろうと思います。考えられるすべてをしなければならないと感じています。
 
 茶業者の皆様が連帯的活動をして、現場の問題点を言葉に表して、整理し、そのために互いに何をなすべきか考え協議し方向性を模索することがなにより大切でしょう。
 今までできなかったことをするのは大変です。生産者の皆様の行動する勇気を信じたいと思います。私は行動する志を心から応援したいと思います。     


Posted by 戸塚久美子 at 23:04

2009年04月24日

選挙と礼節  戦いと優しさ

 掛川市の選挙が終わり2日程で、先輩で落選された議員からお電話を頂きました。事務所へ足を運んだことへのお礼の言葉を伝えてくださいました。会派も異なり、年齢も大先輩であるので、私のような所までお電話頂き、誠に恐縮しました。深い礼節を教えて頂いたように思います。
 
 選挙は戦いでありますが、人格までも否定するものではありません。
あくまで政策やその手法を論じて、どちらのビジョンが求められているか、どちらに期待できるかなどで、有権者は投票されると思います。
 
 ですから、選挙が終われば、敵対した陣営とも、翌朝、道で会えば「おはようございます」と声がかけられるような関係であってほしいと思います。しかし現実はさわやかな選挙は、難しいようです。しこりが残る、修復不可能などという言葉がありますね。選挙が激しければ激しいほどよく聞く言葉です。

 昔から親戚のようにお付き合いしている方を、政策の違いで応援できない時、一緒に過ごした時間や関係などの人格と人格の関係において、戦いという選挙の中であっても、特に礼節は必要だと思っています。それは、それぞれの人生に優しく対応することであり、以前のように、翌朝から「おはようございます」の挨拶ができる関係を作ることができるからです。
 
 選挙は辛すぎるほど悲しく厳しいものだったら、次世代に選挙の大切さを伝えられないのであります。あまりにも選挙が大変であるために特定の人しか出馬できなくなるのは、まちにとっていいことではありません。まちを創造するために奉仕する首長・議員や議会の大切さを認識し、選挙の大切な位置づけを若人の伝えていかなければなりません。  


Posted by 戸塚久美子 at 00:03

2009年04月21日

ブログの再開 掛川市議会に女性議員が・・・ 

 昨日、市長選挙と市議会議員選挙の開票が深夜まで行われました。残念ながら、立候補者中、ただ1人の女性候補が落選してしまいました。議会に1人の女性議員もいないという事態は、大変残念な結果です。
 女性とか男性とかいう時代ではないといわれる方もあろうかと思いますが、地図の読み方も女性と男性は異なり、ものの見方や感性が違うことで補完し合って社会を創っていると思います。  
 では、なぜ女性議員は輩出できにくいのでしょうか?選挙に立候補できない原因は何でしょうか?女性議員は市民の奉仕者としてお役に立ちにくいのでしょうか?
 皆さんとよく考えて、24人の定数ならば1/4の6人ぐらいは女性議員がいる議会となれる時代を模索したいものです。  


Posted by 戸塚久美子 at 00:17

2009年04月12日

ブログは1週間お休みです。

 明日は掛川市の市議選と市長選の告示日です。1週間の選挙戦となります。投票日は19日です。そのため私のように政治活動をするものは、この期間の後援会活動は、制限されますので、ブログの更新はできません。よって、1週間お休みします。
選挙は大切です。期日前の投票も気軽にできるようになっていますので、選挙には行っていただきたいと思います。
 あなたの1票が明日の掛川市を創ります、本当に大切な1票です。

 さて、昨日勉強に出かけました。元総理の中曽根康弘氏と読売新聞会長・渡辺恒雄氏の対談です。政局の予想、特に衆議院の解散が5~6月説であったり、消費税率アップをして社会保障を拡充することが大切で、それをするには安定的な国政となるように中・大連立政権や政界再編が必要だというお考えだったり、中選挙区に戻すことがなにより安定政権になるし議員が選挙を気にせず調査研究する時間を持つことができるというお考えなど、91歳と83歳のお二人の現代日本を背負われてこられた実力者が、大いに語られました。読売新聞解説委員の橋本五郎氏の絶妙なコーディネートのお力もあってのことです。
 私は、日本が世界で初めて少子高齢化社会に直面する中で、今後どうすることが大切なのか、新しい時代の日本のかたちを模索する勉強会には数多く参加して、自分の考えの参考にして一定の方向性を模索したいといつも思っています。たくさんの学習が必要です。学習時間が確保できない自分に焦りさえ感じます。

 本の題名はよく聞き取れなかったのですが、確か「ケインズとシュンペーターの比較」というような本を紹介されましたので、探してみようと思います。
   


Posted by 戸塚久美子 at 00:07

2009年04月11日

夫の名前を忘れても、私の名は・・・ (介護編)

 昨日ショックだったことがありました。いよいよ母が私の名前を聞くようになりました。最後まで覚えていてくれた久美子という名称を忘れてしまわれたのです。夫の名前は既に忘れているので、私は夫に優越感を持っておりましたが、、、、。
 同居した夫の母は、H13年度から介護保険制度を利用させて頂いて、引きこもり・寝たきりにしない介護予防に重点を置いた介護計画が作成されていました。8年目の昨年春、一過性の心臓疾患により、在宅介護から施設介護へ。
 この間、介護制度のおかげ、ケアマネージャー・ヘルパー・はじめ多くの関わっていただいた皆様のおかげで、在宅支援ができたわけですが、働きながら介護ができる仕組みを整えてくれたのはどなたでしょうか?樋口恵子先生を筆頭に、身近な地域の先輩諸氏が経験を語り、議員を動かし、国を動かして、介護保険という仕組みが生まれているのだと思います。それは先輩方が私たち世代に贈ってくれたうるおいの生活です。私たち世代は後代に何をつなぐことができるでしょうか?
 介護は身体的と精神的と2つの老化に分類できるかもしれません。そのどちらもご本人と支える家族は辛いわけでありますが、今後も在宅介護が推進される中で、医療の確保としての課題、たとえば往診を頂ける仕組みなど、早急に対処すべき問題があります。多くの介護家庭が潤いがある環境であること、仕事との両立が可能であること、など少子高齢社会を迎えるのあたり、社会保障のあり方につて現実的議論をしてみたいと思います。  


Posted by 戸塚久美子 at 00:33

2009年04月07日

日坂宿駅文化のお祭り「駕籠駅伝」

曇り空の花冷えの1日。
写真が上手に撮れませんでした。お許しの程。

一口に言って「とっても面白い」お祭りでした。宿場の歴史や文化を伝える日坂にふさわしいお祭りです。地域の皆さんが総出で楽しまれています。宿駅文化を伝えるには、旅籠の修理復元はもとより、今もそこに人々が暮らし、地域の皆さんが自発的に歴史や文化を伝えようとする活動が何より大切であると思います。そして楽しくもそれは「まちづくり」であって、住民のオールキャストで行われる心をつなぐ活動です。この日の日坂は子供たちから高齢者まで「笑顔」に包まれていました。報徳思想に「一円融合」という言葉がありますが、「調和と融合という関係」が地域社会を支えるという教えと解釈しています。まちは、まちの歴史や風土や特色と、そこで暮らす人々の「支え合う」心が、育むものなのでしょう。  


Posted by 戸塚久美子 at 00:09

2009年04月04日

小雨の三熊野神社まえの桜と、お祢里


「おねり」という言葉を聞いて、懐かしく感じました。静岡のお祭りも山車とは言わず「おねり」と言います。地理的に近い掛川祭りでは、おねりとは言わず、山車とか屋台とかと言います。他にも色々違いがあって、面白く探していますと、細かなことですが、お祭り姿の若衆の帯の結び方も、掛川祭りは後ろで結び、横須賀では脇で結んでいました。また独特な足袋で巡行されます。ちっちゃな文化展とこの春のお祭りが地域を形成する媒体のように感じます。多くの皆様と媒体を通して地域力や地域のあるべき将来像を議論しながら、まちづくり活動を推進していくことが大事だと思います。お祭りは地域の活力であり、住民をつなぐ大切なものです。災害の時も助け合うことができたり、住民自治を創造する力になる「地域のまちづくり」はこれから先も受け継がれることを期待しています。  


Posted by 戸塚久美子 at 23:25

2009年04月03日

写真がありませんが、またお茶話

 北朝鮮のミサイル問題がにわかに浮上して国も東北の自治体も対応が迫られていますが、どうしてこのようなことになるのか、困惑します。
 世の中いろいろわからないことも多々ありますが、それぞれ、起因することがらを詳細に調べることから始まります。
 静岡県の茶業の構造的不況に対応するための、詳細なる調査はどのぐらい進んでいるのでしょうか?
 いろいろな方々がいろいろな意見を出してくださっても、誰が、その問題点を解決に導くのでしょうか?生産者自らがすべきものというのはあまりにも農業というものをお分かり頂いていないと思います。
 国レベルではお茶は静岡県か鹿児島県の特殊産物という扱いで保護的措置の全くない農産物なのでしょう。もちろん国の政策の「品目横断」の対象物にもなっていません。デカップリング的考え方はいまだ導入されていません。
 現在の市場にゆだねられた静岡県のお茶は、守りたくても現状の中では守ることは至難のわざです。多様な知恵を出し合い、関係する団体のコンセンサスを得て、静岡県のお茶の再生事業を進めたいものです。  


Posted by 戸塚久美子 at 21:03

2009年04月01日

スピーチに泣いてくださる方もいて、

昨日、高齢者のお集まりに参加させていただきました。へたなスピーチですが、とてもよく耳を傾けてくださいました。高齢者の皆様が直面する介護のお話をさせて頂きました。一昔前は、同居する長男夫婦が在宅でお世話をされるケースが多かったのでしょうが、私達家族は介護保険という社会制度に支援を受けています。私が実際体験した介護の状況、例えば、父と母では身体的衰えと、精神的衰えのパターンが異なった話などをして、特に精神の加齢による衰えに対する介護予防に必要な「気力」「生き甲斐」「交流」「笑」「お出かけ」「お茶」などの必要性を申し上げました。働きながら介護ができる仕組みは、これからも社会の中でも大切なことです。先輩の皆様が声を出してくださって、議員を動かし、国を動かしてくださったそのおかげで、私たち後進が豊かな社会の中で暮らせるのだと考えています。すべての先輩の皆様に感謝しています。
 ただ、介護保険制度を円滑なる維持をするために、多方面の検討が必要なことは言うまでもありませんが、その1つに地域を巻き込んだ仕組みを作れたらと考えています。介護保険制度のサービスは「点」であって、24時間介護という「線」「面」につなげる為に、家族を支える仕組みに、ある程度の財源もお渡し、実践頂くことが大切だと考えています。現在も地域で支えあって頂く取り組みがなされている地域もありますが、ご近所ボランティアさんの時間と労働の代価や、直接経費は必ず予算化できることも必要でしょう。そして、運営には事務局も必要です。システムを動かすにはそれなりの手段が必要なのだと思います。  


Posted by 戸塚久美子 at 22:42