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2011年06月30日

会派代表質問で、私の思い出のメモ

 県議会の6月定例議会では、代表質問や一般質問が行われています。28日に会派の野澤会長の代表質問を拝聴しました。冒頭の「知事の政治姿勢を問う質問」のなかで、なんと覚えのある言葉が聞こえてきました。
 
 2月23日に行われた「富士見の祭典」に参加して、とても感動した基調講演とパフォーマンスを拝見しましたので、私は隣の野澤先生に「知事と言うトップリーダーとなれば、地方自治の施策に哲学を注入できるのですね」とメモを回しました。野澤先生からは、「政治そのものが哲学である」と書き足され、その次に座られている岡本先生が「哲学が全てに優先される」と書き足され、メモが地方自治の教科書のようになりました。長い議員生活で人間性を深められておられる大先輩の御人格に深く敬服いたしました。
 
 このメモのことを、野沢先生が本会議場で引用するとは、ビックリ致しました。

 本日また県庁にまいりました。先輩方が「会派:民主党・ふじのくに県議団 お茶の風評被害対策本部」を立ち上げるにあたり、私も一緒に活動すべしと呼ばれました。議員ではありませんが、都合のつく時間が以前よりありますから、県民の一人でもできることがありますので、お手伝いさせて頂くことにしました。
国への要望活動も的確に進めてまいります。  


Posted by 戸塚久美子 at 21:53

2011年06月25日

この夏も、家事はできそうにない



 茶のセシウムの問題は、木曜日の県議会初日の知事提案の中で、私が先日県でお話してきたことがほぼ盛り込まれていて、安堵。ようやく県の対応すべき方向性が定まりつつあります。知事や県幹部の職員には、静岡茶業の矢面に立って頂き、有難いと感じています。
 国の政治主導の手法がこのままでよいかどうか、今回のことで思うことがありました。この課題を民主党県連の議員各位と話し合ってみたいものです。

 金曜日には朝からある地区の「協働よる道づくり」の活動の再開準備の会がありました。黒板を使って説明させて頂き、つい力が入りました。あくまでも1市民の活動です。

 今月末が締め切りの1600字の原稿を書きます。先日の島根県の読書の視察の報告文です。まだできていません。困っています。この写真は東京都の荒川区の読書活動推進の学習会で配られた資料です。しっかり子供達の学力に影響している成果が報告されています。
 
 今日土曜日、午前中にお客様もありました。倉真川を見たいという方で、倉真の皆さんとご案内いたしました。倉真川にもゴム堰の下に沢山の遡上するアユが来ていましたが、2mの堰を遡上できず川鵜や青鷺に食べられている光景を見られて、「アユが遡上できるといいですね」とお客様はつぶやかれました。
 
 午後はまた原子力発電を考える学習会へ参加させて頂きました。食物に吸収された放射性物質の御話の中で講師の方のご意見と、私のこれまで得た情報と異なりましたので、講師の方のご研究分野の御話がどこなのかをはっきり聞いてから参加させていただけばよかったと思いました。

 夕方草刈りをしてストレス解消!気持ちいいです。機械は操縦する人の手の中で素晴らしい働きをしてくれます。
 毎日暑く、今年の夏はきっと厳しい夏、そして私にとっては勉強の夏そして協働の夏です。  


Posted by 戸塚久美子 at 21:14

2011年06月23日

茶とセシウム、そしてこれからのこと

 お中元シーズンにお茶を贈ってくれる皆様、有難うございます。お茶の産地から感謝を申し上げます。
お茶は、抗酸化作用を持つカテキンを含有してその機能性において体内の免疫力を高めるものです。バランスの取れた食事と共にお茶を飲用することは、身体によいことです。今年の一番茶には過去になかった放射性物質のセシウムが若干含まれている傾向がありますが、液体の基準値を大幅に下回っていますから、抗酸化作用のあるカテキンを体内に入れる方がよいと考える方々も多いと思います。
 
 静岡県では、これから放射性物質の「検出せず」や「限りなく最小の値」を導き出すための、様々な取り組みをすると聞こえてきます。例えば、二番茶はほとんどが低い検査値ではありますが、茶畑でさらにセシウムの封じ込め作戦的な取り組みを徹底するはずです。
 古い葉の摘採、酸性土壌の改良、敷きわらや草を今年はしないなど、県の茶業研究センターは、すでに封じ込め作戦の指揮にあたっています。関係機関や生産者の学習会も始まることでしょう。 さらに、これらがどうして封じ込め作戦なのかを解説する広報活動や、マスコミの皆様のお力もお借りして様々な安全安心の再構築に努めるプロセスを発信されることでしょう。
 
 消費者の皆様の疑心暗鬼の高まりは、どんなに理屈に合わない(野菜の葉物と乾物の茶が同じ)暫定基準値の500ベクレルという、国際的基準値より大幅に低い基準(EUは今回のことで日本の採用基準に倣った)であっても、またそれ以下の数字であっても好ましくないという感情を持たれるはずです。数字ができる限り低いこと、できれば検出せずを望まれるのは当たり前のことです。
 
 これからも「消費者の皆様に愛される静岡のお茶」を目指して、江戸中期以降明治にわたり大産地を形成した静岡茶業、先人の努力に感謝と敬意の心を持ちながら再度安全安心な茶生産に茶業者が一丸となって邁進して行かれるはずです。
 皆様の応援をお願いいたします。来年の一番茶には、更に安全安心なお茶を提供してくれるはずです。お茶は健康な生活には有効な飲み物です。子供達にはのどの渇きを満たすお茶(セシウムの吸収が極めて少ない)などお茶屋さんにご質問してくだされば、正しい情報を教えてくださるはずです。
 お迷いの折には小売店でお尋ねされることをお勧めします。
   


Posted by 戸塚久美子 at 00:44

2011年06月15日

昨日の新聞に、県茶業会議所の文字が


 戦後の茶業の歴史上、最悪の厳しい状況下にある静岡茶業。その静岡茶業を支援する茶業会議所という文字を、ようやく新聞記事の中に見つけました。この時期で良かったのでしょうか?茶商と生産者でつくる最高の位置づけの茶業振興組織、その歴史は50年以上。振興費を茶業者はそれぞれ拠出して県の補助金も受けての活動であり、茶業者を守り支援して新たな振興を導く大事な組織です。

 この写真は、11日に浜松で行われた遠州木綿を再生させたいと願う方々が県の支援を受けて開催されたシンポジウムのパンフです。映画や舞台で衣裳をデザインされる第一人者のワダエミさんをお迎えして映画「利休」の衣装からデザインという意匠を考える講演を拝聴しました。遠州木綿を材料にして男性の夏服のデザインコンテストもするのだそうです。
 EUのデザイナー達に認められているという遠州木綿。地球温暖化や節電対策に暑い夏を乗りきるには天然素材の木綿の出番です。産業支援として業界は様々な方々を巻き込んで取り組む必要があるのでしょう。

 茶業の行く末は、決して悲観するべきものではありません。日本においても1200年以上の歴史を持つ日本茶。まずは業界の支援組織の強化を、茶業界の力で自らする必要があります。誰も助けられないのですから自らの行動が、多くの人々から様々な支援を引き出す最初の一歩ではないでしょうか?  


Posted by 戸塚久美子 at 21:56

2011年06月13日

災害ボランティアセンターのイメージ

 私達のまちの地域防災計画では災害ボランティアセンターは、社会福祉協議会が立ち上げることになっています。私達のまちでは、災害ボランティアセンターの運営に必要な社協の職員数は確保できているのでしょうか?市役所福祉課との連携、各地区の自主防災や他の関係機関との連携はどうでしょう?命令系統はどうでしょう?更にNGO、NPOその他のボランティア団体の受け入れや連携の態勢はどうでしょうか?様々な疑問を持って視察に行ってまいりました。そのイメージが少し掴めたような気がします。社協の職員の方々と懇談できるといいなと考えています。  


Posted by 戸塚久美子 at 21:30

2011年06月13日

仮設の大槌町役場前
















受難の方々へ祈ることしかできません。
早期復興も祈りました。
教訓は必ず地域社会に伝えます。  


Posted by 戸塚久美子 at 20:44

2011年06月09日

山田町の海は青く穏やかであり、





















何事もなかったようにとても美しいです。その美しさがかえって悲しく、言葉を探せません。
住宅と海の間に小高い小さな城跡のような空き地、そこは芝生の公園になっていて、そこでは津波からも火災からも難を免れた人々が。避難タワーを造るより、避難できる小高い丘公園をいくつか配置する方がよいのかもしれません。  


Posted by 戸塚久美子 at 21:39

2011年06月09日

遠野市の物資の基地の様子です







こちらは、一人20点、ほしいものを個人が選べる方式です。この方式はここだけで、1時間以上も車を走らせて来られる方も多く、この物資センターは大変な人気だそうです。列をつくり整然とマナーを守って行動されている被災者の皆様です。
大槌町の物資センターでは、各避難所からの必要な物資のリストを提出してもらって、自衛隊の皆様が避難所ごとで各個人家庭ごとの物資を取りそろえてお届けをするという方式が取られていました。  


Posted by 戸塚久美子 at 21:22

2011年06月09日

岩手県遠野市へ行ってきました。



被害がほとんどのないと言われる遠野市。そのなかで唯一被害があったのが市庁舎。少しビックリです。
しかし、災害支援の中継基地としての役割を果たされました。静岡県から送られた軽トラ10台は大変役立ったとのこと。  


Posted by 戸塚久美子 at 20:59

2011年06月05日

書棚も先生方が改装、手作り図書館

 松江市へ合併する東出雲町、5年前から読書活動に特化した教育が行われています。その中でも揖屋小学校は視察の多い学校のようです。専任の司書教諭が1人、学級担任を持つ司書教諭が2人、そして学校図書館司書が1人配置されています。各市町には学校図書館司書の配置に島根県から年間約50%の人件費支援が行われています。
 子供達の調べ学習は、3人の先生方からの御教示で、根拠となる情報を本の中から調べています。そして出典も書き添えて。
 子供達の学習が深みを持っていて、3次元的な思考の中で立体形を形作るがごとく重たい研究になっていく状況を見せて頂きました。素晴らしく、羨ましいです。

←ここをご覧ください。棚をつけたしているのです。先生方が手作りで改良したのだそうです。使い勝手の良い書棚であり。本がすぐに見つかるようです。先生方の並々ならぬお気持が伝わりました。

子供達の学習は環境問題で4Rのことを調べていました。4Rはもしかして忘れてしまっても、調べ学習において、どのように研究したのかが重要です。物事を創り上げるまでのプロセスを描けるか否かが大切でしょう。
将来は子供達が担い手。子供達には充分なきめの細かな教育が大切です。皆で学校図書館の充実を求めるよう声を出してまいりましょう。  


Posted by 戸塚久美子 at 22:49

2011年06月04日

スゴイでしょ!この学校図書館、視察②


この教室には、先生が3人。このクラスの担任の先生と専任の司書教諭の先生と学校図書館司書の先生です。
図書館で授業が行われています。   この続きは次回報告します。  


Posted by 戸塚久美子 at 06:50

2011年06月04日

視察に行きました、学校図書館へ・①


これは名古屋市内の国立大学の図書館の「ラーニングコモンズ」スペースです。重厚な専門書の独特なにおいのする静寂な図書館のイメージは変わろうとしています。
入口には喫茶室があり、スタバの経営です。学生達はゼミの為の下調べに仲間と議論したり、プレゼンしたり、図書館を教室のサブスペースに活用しているようです。
入館者数は伸びているようです。貸出数には変化は現れていないようですが、研究の幅を広げる為にもインターネットだけでなく専門書の活用は必須のことでしょうから、行きたくなる便利な、使い勝手のいい図書館は学生達に歓迎されるのでしょう。  


Posted by 戸塚久美子 at 06:39

2011年06月04日

農薬問題もクリアできた茶業界は、

 もう何年前だろう?30年以上か?残留農薬の問題の時も、茶業界には動揺が走りましたが、研究機関のおかげもあって克服してきました。今回のセシウム問題も深刻ですが、安全安心の茶づくりが行われている静岡県において、様々なデータを参考にして多分野の識者にご意見を頂きながら、安全性向上の取り組みを推進してまいりましょう。
 議員ではありませんので、お茶のサポーターとして活動して少しでも茶業界のお手伝いをしたいと思うのは差し出がましいことでしょうか?・・・そうかもしれません、第一に農協さんが政党によってお付き合いを分けておられるので私達が動いてもお認めにならないでしょうから。
 遠く離れた所から心配だけをしている方がいいのかもしれませんが、居ても立っても居られない状況です。  


Posted by 戸塚久美子 at 06:20