はまぞう › 戸塚久美子 › 一枚の医療明細書から、

2010年06月12日

一枚の医療明細書から、

 私は毎日とても忙しいと感じています。比べることができないので、私の忙しさは普通のことなのかも知れませんが、自分だけ忙しいと思っています。扱う事柄が多く、一つの事柄の手離れに時間がかかるからかもしれません。ですから、1週間前の事柄は、もうずっと前の出来事のように感じてしまいます。

 昨日、もう半年ほど持ち歩いていたと思っていた事柄が、1つの提案として実を結ぶことができました。なんだかとても嬉しい気分になっています。書類の整理をしたところ、それは4月12日に持ち込まれたもので、たった2カ月前からの課題でありました。2か月前のことはもうすっかり過去のことであります。

 さて、どんな課題を持ち歩いていたかと言えば、雨上がりの午後、ある70代のご夫妻が私の事務所をお尋ねくださいました。市街地から車で倉真まで。それも大病を患って療養をされている御主人さまの運転でした。
 ご夫妻は一枚の医療明細書を私に見せ、解説をしながら課題を私に与えてくださいました。今年の4月1日から診療を受けた病院や診療所から医療明細が発行されていますね。

 病院へ通院されるお体にも関わらず、わざわざお越し頂いたことに対し、また個人の利益ではない全体の福祉に関することであったので、この課題を中途半端にはできないと覚悟しました。

 県庁や市役所の職員らと情報交換し、一進一退、2か月結局持ち歩きました。全体の福祉の利益になる筋道が見つかり、昨日市の職員らと確認し、実施に向けて動き出してくれることになりました。
 ものを造るようなことではありませんし、既存の仕組みの中で今までしていなかったことをすることでそれはできました。   (具体的に書けないのでわかりにくくて、申し訳ありません。)

 老人クラブを御世話する地域高齢者のリーダー格の方の社会全体を思うお心に、敬服すると共に、課題と向き合うことができたことに感謝し、県や市の職員らとまた「協働」ができたことを嬉しく思います。
 さらに多くの市民の幸せにつながることは、小さなことから始まることを体験できたことは幸せなことと感じています。



Posted by 戸塚久美子 at 01:27

削除
一枚の医療明細書から、